爽風会のロゴマークについて

爽風会のロゴマーク、ロゴタイプはトップ・グラフィックデザイナーである松永 真氏によるものです。

精神疾患を治療する医療機関のロゴを制作するにあたっては、デザインが精神症状に悪影響を与えないように細心の注意が要求されます。
そのため、具象的なデザインを避けることは当然のこととして、他にも幾つかの点をお願いしました。

1.柔らかいが、動きを感じさせない

2.安定しているが、力や権威を連想させない

3.質感が高いが、派手ではない

今までに例の無い、禅問答の様な難しい条件だったそうで、松永氏には大変な御苦労をおかけしたようです。
しかし松永氏は見事に技術的な条件をクリアーしただけでなく、アーティスティックな面から見ても素晴らしく高度に完成されたロゴを作り上げてくださいました。

松永 真氏について

1940年東京生まれ。1964年東京芸術大学デザイン科卒。資生堂を経て、1971年松永真デザイン事務所設立。 主な仕事に、フランス革命の人権ポスター。「東京三菱銀行」「カルビー」「バンダイ」「リーガロイヤルホテル」などのシンボルマーク、「ISSEY MIYAKE」「ベネッセ」「国立西洋美術館」などのCI計画。
大ベストセラーとなった「日本国憲法」のブックデザイン。ヒット商品の「スコッティ」「カンチューハイ」「ウーノ」などの日用品や国際指名コンペ優勝の仏煙草「ジタン」のパッケージなど。
ニューヨーク近代美術館、ヴィクトリア&アルバート美術館など国内外71カ所の美術館などに多数の作品が永久保存。
主な受賞として、東京ADC賞、毎日デザイン賞、ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ金賞・名誉賞、芸術選奨文部大臣新人賞、日本宣伝賞山名賞、イコグラダ大賞、紫綬褒章など受賞多数。
AGI会員、東京ADC委員、JAGDA理事、日本デザインコミッティー。東京芸術大学客員教授。

日本財団

イッセイ・ミヤケ

リーガ・ロイヤルホテル

西友

ベネッセ

スコッティ